SMBC信託銀行のプレスティア ゴールド ステータスになる方法を解説させていただきます。
FIRE達成ヒラリーマンです。
SMBC信託銀行のプレスティア ゴールド ステータスになるための方法を解説させていただきます。
①背景:私がプレスティア ゴールドを必要とした理由
株式で資産運用を行う場合、個別株の売買で投資や、低コストのインデックスファンドで運用のいずれも、SBI証券を筆頭にした大手ネット証券で行うことで問題ないと思います。
米国シティバンクが、日本からリテール部門を撤退した際に、買収したのが、SMBC信託銀行です。三井住友銀行と同じグループです。
私の場合は、米ドル建て小切手を取り立てるためにSMBC信託銀行の口座を開設しました。
今年の1月に、米国シティバンクの口座を解約して、34万ドルほどの米ドルの残高を小切手にして受け取りました。
そのため、日本国内で、米ドル建て小切手の取立が必要となった次第です。
この数年の間に、三菱銀行や住友銀行などのメガバンクは、(個人向けでの)外貨建て小切手取り立て業務を中止しています。
(メガバンクは3つとされますが、実質、2つです。また、2つの名称は合併の歴史を反映して長くなっていますが、事実上、三菱銀行と住友銀行の2つです。)
そのため、SMBC信託銀行プレスティアに口座を開設するしか選択肢がないと思います。
プレスティア ゴールドになるための解説記事がネット上で見当たらなかったので、私の経験を共有させていただきます。
(ゴールドステータスになると小切手取立の手数料が無料になります。)
②プレスティアゴールドとは
SMBC信託銀行の公式サイトの説明は、次のようになっています。
「お預入れ総額1,000万円以上のお客様のための特別なサービスです。
投資マインドのある洗練されたお客様の資産運用を豊富な商品・サービス、価値ある優遇手数料、金利でサポート。
世界最前線の資産運用の専門家がお客様のニーズに的確にお応えします。」
https://www.smbctb.co.jp/executive/gold/index.html
前述のように、私がSMBC信託銀行の口座を必要とする理由は、米ドル建て小切手の取立のためです。
通常の口座でもいいのですが、米ドル建て小切手取立手数料が、1枚あたり5,000円もかかってしまいます。
プレスティア ゴールドのステータスになると、米ドル建て小切手取立手数料が、無料になるので、プレスティア ゴールドを目指した次第です。
③まずは、月間平均残高を1,000万円以上にして最低条件をクリア
[お預入れ総額1,000万円以上]というのは、
「月間平均総取引残高」です。
計算方法は、毎日の残高と日数で計算されますので、
4月のように、30日間の月であれば、1日だけ、3億円を入れるのでもいいでしょうし、
1500万円を20日間、入れておけば、計算上は、月間平均残高が1,000万円となります。
なお、メガバンクやネット銀行は、月末の一日だけの残高を条件にしたサービスが多いと思います。(私が使っている銀行では、三菱銀行、あおぞら銀行、住信SBIネット銀行など。月末の残高が、300万円とか、500万円とかであれば、それに応じたランクでのサービス対象となります。)
これに対して、SMBC信託銀行は、「月間平均総取引残高」で、サービスが変わってきます。
今回、私の場合は、
今年(21年)1月26日にネットで口座開設を申し込んで、28日に口座開設を完了し、
2月の途中から、他の銀行からの振り込みで資金を移動し、
2月中旬までに、
1,500万円を入金して放置しました。
2月最終週には、月間平均総取引残高の表示が1,000万円を超えました。
下記の画像は、今日の私の口座の状況です。全部、円普通預金口座です。
なお、月間平均総取引残高は、口座残高のページで一番下に表示されます。
④プレスティアゴールドステータスの条件
米国のシティバンクなら、残高の基準をクリアするだけで、自動的にゴールドになります。
一方、SMBC信託銀行のプレスティア ゴールド ステータスに関するサイトの説明は、
「プレスティアゴールドにご興味のある方は」
お問合せ・ご相談
0120-573-505
(通話料無料)
受付時間 8:00~20:00 無休
とあり、その下に、小さく、
「プレスティアゴールドは、月間平均総取引残高が1,000万円相当額以上で、外貨建て商品などの資産運用をお考えの、選ばれたお客様にご紹介する特別なサービスです。残高にかかわらずプログラムのご提供ができない場合があります。通常の合理的な取引方法・内容に照らして、お客様が不当な、または合理性を欠く方法・内容等の取引により当優遇を利用されていると当行が判断した場合には、当行の裁量により、プレスティアゴールドのステータスを取消させていただくことがございます。」
とあります。
一般常識として、1,000万円程度の残高で、
「選ばれたお客様にご紹介する特別なサービス」に過度な期待をするユーザーはいないと思います。
(期待するのは、ただのクレーマーです笑)
私としては、
「残高にかかわらずプログラムのご提供ができない場合があります。」以降の文章が気になりました。
⑤残高1,000万円の後にしたこと。
・1月下旬に、口座開設、
・2月上旬から、順次、資金移動し、残高が1,500万円となり、
・2月下旬には、月間平均残高が1,000万円を超えて、
・3月1日以降は、1,500万円をずっとキープ
という状態にしました。
その上で、
上記のフリーダイヤルでSMBC信託銀行に連絡し、
「プレスティアゴールドになるのに、何かアクションが必要ですか」
と質問しました。
⑥初めての電話のやり取りは以下のような感じでした。
・最初の担当者に、「ゴールドになることを希望しており、残高はクリアしていると思うが、何か条件があるのか?」を問い合わせ
・回答は、「1,000万円以上の残高に加えて、当行で(外貨で)運用する予定があるかどうか」ということでした。
・その意思はある、と伝えたところ、別の担当者に転送されました。
・転送前に、口座番号や電話取引用暗証番号などを入力して、本人確認作業がありました。
・別の担当者に代わってからのやり取りの概要は、以下のような感じです。
銀行:当行での運用のご予定は?
私:米国シティバンクにある米ドルを移して、運用を考えている。ただし、個別株は証券会社で行う。
銀行:どのくらいの金額を考えていますか?
私:30万ドル以上は考えている。
上記以外の会話としては、
「米国の長期金利が1.6%を超えてきて、しばらくは変動するかもしれないので、様子を見るつもり」
「外貨を入金しても、すぐに何かを買って運用を始めるわけではない」
などはいいました。
さすがに、この最初の電話で具体的な運用までは約束できないので、本来の目的である、シティバンクから30万ドルの資金移動ということだけで通したのですが、
それで問題はないようでした。
その他には、これまでの運用経験や、今回、預け入れた1,500万円の資金源について、米国シティバンクから入金予定の資金の資金源なども聞かれました。
(海外からの入金については、実際に、申告が必要となります。質問内容は、マネロン対策として一般的な質問です。)
10分ほどのやり取りの後、一応、審査?を通過?したようで、
「別途、申込書を郵送するので、それに記入して、返送すれば、1週間ほどでゴールドになる」、ということでした。
⑦ゴールドになる申込書が分かりにくい
電話の時に、ゴールドになるための申込書が届いたら再度、電話してください、ということを言われたので、「もう一度、電話することが必要なのですか?」と聞いてみました。
申込書くらい、見ればわかると思ったのと、
もう一回電話させるということは、(次回は私の情報に基づいて)何かの金融商品を提案するためなのかと思いましたので、用心しました(笑)。
銀行の回答は、「記入見本がないので。」ということでした。
記入見本がないといっても、申込書なら、氏名、住所など、指示されているとおりに書くだけとは思ったのですが。
2日後くらいに届いた申込書をみて、「電話してください」の意味が判明しました。
要するに、プレスティア ゴールドのための専用申込書ではなく、
グローバルパスなど通常のカードの変更届書であり、それをゴールドステータスにも転用しているため、記入例がなければ、書きようがない、というだけのことでした。
専用用紙を作成しないということは、いかに申し込みが少ないか、ということになるのかもしれません。(電話応対にかかる人件費を考えても、専用用紙や記入例を作成するほうが割高となるのでしょうか。)
送られてきた申し込み用紙には、カード切り替え手数料の支払い方法の選択蘭もあり、ゴールドステータスとは無関係な用紙を転用しているため、電話で説明を受けないと確かに記入方法が不明な用紙でした。
最初の電話から3日後くらいに、改めて、電話したところ、
アルバイトの電話対応?のような若い男性が、明らかにマニュアルを検索しながら、(丁寧には)対応してくれました。
電話にて、
備考欄に「ゴールド」と記入する点、その他の記入する必要がない点など数か所の説明を受けて、
記入を完了し、返送しました。
申し込み用紙を返送して1週間ほどで、SMBC信託銀行のログイン後の口座のサイトが、
プレスティアゴールドのデザインになり、プレスティアゴールドステータスに無事になりました。
下記の画像は、今日のログイン後の画面です。
下手な長文にお付き合いくださりありがとうございました!
日本国内で、米国政府によるコロナ対策の経済政策としての1400ドルの給付金小切手を受け取る人もいると思います。
日本国内のリテール銀行で、外貨建て小切手取り立てを行うのは、SMBC信託銀行しかありません。
手数料を無料にするために、プレスティアゴールドのステータスに関心のある方もおられると思いますので、拙文が参考になれば幸いです!